大阪のてっぺんで栗を楽しむ 能勢といえば和栗の銀寄(ぎんよせ)

大阪のてっぺんで栗を楽しむ 能勢といえば和栗の銀寄(ぎんよせ)

秋の果物“栗”

こちらは、能勢栗の早生

栗はくだものです

野菜とか果物とかっていうのはどっちでもいい!という方も。

栗の果実は硬い皮と渋皮で、食べている部分は種子だよってご存知でしたか?

ということさえ、どうでもいいという方も。

大阪で栗と言えば能勢

能勢で栗と言えば能勢栗!

能勢栗も大振りでおいしいですが、おすすめは和栗の銀寄栗(ぎんよせ)はさらに大きく、三角形というよりパンパンで丸みがあるのも特徴です。

いまでは全国で楽しめることができる銀寄。

その銀寄は、能勢が発祥だということは有名ですよね。

とっても大振りで、甘くいい香りがします。

画像は2018年に能勢で買ってきた栗 “銀寄”

2Lと3Lサイズが混ざってます。

 

和栗 銀寄(ぎんよせ)とは

能勢地方で取れる栗を、能勢栗と言います。

能勢栗も大きいですが、能勢栗と銀寄栗は味も形も違います。

銀寄栗は、江戸中期に広島から能勢の倉垣地方に持ち帰られたのが始まりだそうです。

当時庶民の間で流通していた通貨は銭貨。その上に、金貨や銀貨がありました。

名前の由来は、そのおいしさから高値(銀貨)で取引され、銀貨で払う(銀貨を寄せる)栗として、銀寄という名前に至ったのだとか。

名前の解釈は後付けだと思いますけども、おいしい栗には良い名前ですよね。

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さて、2019年の銀寄の旬っていつでしょうか?

2019年は、10月中旬に迎えそうです。

9月下旬の栗の色。

まだまだ青く固い。

かぜ台風の影響で、未成熟のまま落ちないかハラハラです。

 

このように栗はイガイガに守られたまま木に実を付けます。

成熟するにつれ色は茶色くなり、十字に切れ目が入って栗がはじけ飛びます。

こんな状態、“The 栗!”っていうイメージがありますよね。

成熟した栗はイガイガが弾け開いたときに飛び出します。

ひとつ、イガの下に先にはじけ飛んだ栗があります。

弾け飛んだ栗ほど成熟していると言われています。

木になっている茶色イガイガ。ソロソロ食べごろ?!、、と思っても落ちるまで待ちます。

はじけおちた栗が食べごろです。

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だから、「栗狩り」ではなく、「栗拾い」と言います

能勢では、栗拾いも出来ます。

木に成ってるイガイガを狩ってはいけません。

成熟した落ちている栗を拾いましょう。

思ったよりも痛いイガイガ。

トングなどで挟んで集めますが、厚手のゴム手袋持参をおすすめします。

落ちているイガイガから顔を出している栗を剥いて取り出したりもします。

イガイガでのキャッチボールは、しちゃだめですよ。

能勢のアクセスマップ

そんな能勢ってどこにあるの?

大阪のてっぺんと言われる能勢マップ

大阪、梅田からだと、電車でもクルマでも大体1時間半くらいです。

電車の場合は、阪急電車梅田駅から川西能勢口で乗り換えて、山下駅からバスです。

クルマの場合は、阪神高速11号池田線から国道173号線に入ってズンドコ直進。

能勢は、大阪府内でも特に自然豊かで「都会の喧騒を離れて」みたい方にはオススメです。

温泉もあれば、巨大樹もあり、霊山ハイキングもあれば、季節によって表情を変えるリフトもオススメ。

最近は、寺cafeが注目されています。

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ゆうてえや

今回は、とっても重要な栗情報をコッソリお届け。

銀寄を販売しているトコロ

2019年については、10月の連休頃が銀寄が出回る時期とされています。

おいしい栗を手に入れるには、早起きが必要です。遅くても9時には現地に着きたいところ。

銀寄を取り扱う大きな施設としては、 道の駅くりの郷 が有名です。

通常の土日でも現地の方で賑わう道の駅。この時期は特に賑わっています。

残念ながら銀寄を手に入れられなかったら、贅沢な栗ジャムなどがオススメです。

その他、入口付近にいろいろあります。

ランチとソフトクリームもオススメ。

 

それと、少し離れますが ノセボックス もオススメです。

地元のスーパーで、この時期マッタケなど豊富にそろっています。

栗は追熟しません

「栗はくだものでしょ、買って来たら少し寝かすと糖度が増すのよ。」

ちがいます。

熟成された状態の栗が販売されているので、購入されたら極力即日に湯がく、蒸すなどの調理しましょう。

<なぜなら>

栗の中に、虫が入っていることがあります。成虫になり栗を食べて大きくなったら出てきます。

栗にピンホールが開いているのは、虫が出た跡です。栗の中は既に食べつくされています。

ピンホールの謎を解明できましたね

加熱してしまえば大丈夫です。まず、気づきません。

時間を置くと鮮度が落ち、風味も損ないますので、お早めに。

栗ひろい

確実に手に入れたい方は、「栗拾い」に行くのが良いでしょう。

ひとり1500円、30分程度で詰め放題700g~1kgほどの栗をゲットできます。

料理旅館 錦亭

水越栗園

上記は検索しても、道中でもよく目にする有名なところです。

予約もお忘れなく。

もちろん詰め集めるのは、イガイガから飛び出した栗です。

イガイガのままは集めません。

熟れた大きい栗を選んでひらいましょう!

袋いっぱい詰め放題です。

能勢栗に銀寄が混ざっている!?

かも。。。

一心不乱で栗拾い。

お子さんとご一緒の場合は目を離さないでください。

イガイガでキャッチボール遊びに巻き込まれないよう、背中に気を付けてくださいね!

おいしい栗の選び方!

栗の木のまわりで、栗がむき出しで飛び散っている栗の中から。

大振りで、

ヤがあり、

色の濃いを探します。

最後に、ピンホールがあいていないか確認します。
(めったにあいてないけど)

 

イガイガに入っている栗も成熟しています。

両足で、ゆっくりイガイガをひらいて取り出します。

痩せている栗でも、袋にまだ入る余地があるのならばぜひ見逃さないで!

おいしい栗の食べ方や料理法

ぜひぜひトライしていただきたい料理があります。

素揚げ渋皮煮です。おいしかったですよぉ

どちらも、かたい皮(表皮)だけをむきます。

その内側にある渋皮をまったく破かないことが重要です。

まるまる渋皮を残すことで、渋皮のうま味を実に残すことができます。

少しでも渋皮が破れれば渋皮が破裂して成功しないので気を付けて。

下準備に、根気とテクニックが必要です。

でも本当においしいので、銀寄を手に入れることができたら、ぜひトライしてみてください。

渋皮までむけてしまったら、栗ごはんにどうぞ。

 

おおさかのてっぺんフェスティバル

~2019のせ栗まつり~

10月6日(日曜日)

浄るりシアターで開催されます。

第2部の夜には花火大会もあります。

(小雨決行)

 

ぜひご堪能あれ!

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