大阪府で初めて登録された世界遺産
百舌鳥(もず)・古市古墳群
大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市に渡る古墳群
仁徳天皇陵として永らく伝えられていましたが、被葬者が不明確であるとの判断から現在は、大仙陵古墳、大山古墳と呼ばれています。
天皇陵(てんのうみささぎ、りょう):天皇、皇后、皇太后、皇太子、太皇皇后を葬るところ。
古墳の管理は宮内庁の管轄となり、一般参拝は古墳近くまで。
宮内庁では、百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかみささぎ)とし、仁徳天皇陵と定めている。
当サイトでは、「大仙陵古墳」として記載いたします。
さて、参拝可能な範囲で古墳観光をご紹介します。
大仙陵古墳 仁徳天皇 耳原中陵
百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかみささぎ)
日本で一番大きな古墳。
前方後円墳の正面です。
拝礼に近づけるのはここまでで、構内に入ることはできません。
てっきり古墳の外縁に沿って、公園のようになっているのかと考えてました。
明治維新前後で古墳制度が確立され、領域を隔離されるようになりました。
それまでの古墳は石を野積のままで、現在のように木々は植えられていませんでした。
現在では、ちょっとした森のように見えますね。
ここの周辺には、お揃いの服を着たボランティアガイドさんが大勢待機されています。
少し、時間があればガイドを伺ってください。
次に見たいところや、行きたいところなどリクエストしてみるのもよいと思います。
前方後円墳の入り口
後述しますが、こちらの画像は、堺市博物館で展示されている前方後円墳の模型です。
大仙陵古墳は、前方後円墳と呼ばれる形をしています。
丸と四角を合わせた、鍵穴のような形をしているのが特徴。
正面、入口はどこでしょうか?
後円墳なので、丸の方が後ろです。
正面は、鍵穴の下側が正面になります。
百舌鳥耳原由来の像
「日本書紀」に仁徳天皇が御陵を造営しようとした時、鹿が野の中から走り出て倒れ、その耳から百舌鳥が飛び去ったので、この地を百舌鳥耳原と呼ぶことにしたと神話的な記述がある。
他に地名の所説には、鹿は天皇に対する土地の精霊だったとする説や、耳は神への捧げものするための印、百舌鳥は神の使いであるなど諸説あります。
百舌鳥は大阪府の鳥とされ、堺市の鳥にも選ばれていますが、この立像は小さな百舌鳥の勇ましい働きをたたえているようにも見えます。
立像の横にある標識より引用しました。
この像の男性及び鹿は、歴史上の人物を指しているわけではありません。
堺市博物館
大仙陵古墳の拝所から道路を挟んで向かいにあるのが、大仙公園。
その中に堺市博物館があります。
こちらでは、大仙陵古墳や古墳の歴史・出土品、周辺の古墳についてなど、様々なものが展示されています。
土器や埴輪などの立体パズル、大仙陵古墳のVR体験、顔出し看板などお子さんでも楽しめる工夫があります。
一部を除いて撮影可能です。
古墳観光の一つとして拝観されることをおススメします。
履中天皇陵古墳ビューポイント
大仙陵古墳から大仙公園の中を堺市平和の塔を挟んで抜けると、履中天皇陵があります。
徒歩10分程度です。
こちらは、小上がりの展望台があります。
堺市博物館の帰りに寄るのもよいと思います。
カフェIROHA
大仙陵古墳観光などで、大仙公園周辺の飲食店となるとこちら。
大仙公園 第三駐車場のすぐ前にあります。
店内には古墳グッズも多数そろえられています。
カレーは少しスパイシー。
大仙公園駐車場の割引を受けることができます。
堺市役所展望ロビーは360°ビュー
展望ロビー階で展示されている、緞通(だんつう)で作られた、大仙陵古墳です。
残念ながら古墳を上から鍵穴状に望める場所はないようです。
大仙公園から近いので、寄っていただくのもよいかと思います。
正面に見える森が大仙陵古墳です。
展望ロビーは地上80mから360°楽しめます。
古墳とは別ですが。。
遠くに、あべのハルカスや明石海峡大橋などを望むことができます。
夕日はとてもきれいでした。
地平線の左側に見えるのが、明石海峡大橋です。
明石海峡大橋の上に夕日が落ちることがあり、その時は大いに賑わうそうです。
直近だと、2019年9月11日前後がねらい目だそうです。
アクセス駐車場情報
JR阪和線 中百舌鳥駅下車 徒歩10分ほど
オススメの駐車場
大仙公園 第三駐車場
カフェIROHA、トイレ・自動販売機が近くにある
大仙陵古墳・大仙公園が近い
夜20時に閉まります (公園内他の駐車場は午後18時まで)
ゆうてえや
閉館時間に注意して観光しましょう
古墳は24時間参拝ことができます
堺市博物館 閉館17時
大仙公園 日本庭園 閉館17時
カフェIROHA 閉店18時
さかい利晶の杜 閉館18時
堺市役所 展望ロビー&駐車場 閉館21時
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